ごあいさつ

uchiyama21世紀の我が国経済社会は、規制緩和により、自己責任の原則と市場原理に委ねた自由で公正な社会に生まれ変わります。また、行政のあり方も、いわゆる事前規制型の行政から事後チェック型の行政へと転換します。この新しい社会は、経済活動を活性化させ、個人や企業により多くの利益を還元することになるでしょう。

一方でこうした経済社会は、市場原理の下で複雑化・多様化した取引を生み出すことになり、高度情報化や高齢化が急激に進む中で、これに対応できない個人や企業は、規制緩和がもたらす社会のキーワードである「自己責任」の下で、新たな法律問題を抱えることになるでしょう。

こうした法律問題を解決し、又は法律問題から発生する紛争を予防するためには市場原理のルールである様々な法律を理解し、これを適切に用いることが必要です。

司法書士は、個人や企業に最も身近な法律専門職として、登記手続の代理と裁判所等に提出する書類の作成を通して、取引や生活、活動の中から発生する様々な法律問題を、容易なアクセス・低コスト・短時間で解決し、法律問題から発生する紛争を可能な限り未然に防ぐことで、個人や企業の権利を擁護し、もって自由で公正な社会の形成に寄与することを使命としています。

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2003年4月1日に新しい司法書士法が施行され、個人や企業の権利擁護の必要性と司法書士の専門性の観点から、簡易裁判所で取り扱う事件について、一定の研修および考査を受け、法務大臣から必要な能力を有すると認定された司法書士に訴訟代理権が付与され、また、利用者に質の高い多様なサービスを安定的に提供するため、司法書士が共同して司法書士法人を設立できるようになりました。

当法人では、この新しい司法書士法に合わせて、当法人に所属するすべての司法書士が簡易裁判所で取り扱う事件についての訴訟代理権を所持しており、また、2009年10月1日から、複雑・多様化する利用者のニーズに的確に対応するため個人事務所を法人化し、司法書士法人あおいリーガルアソシエイツとして業務を開始しました。

当法人では、個人や企業の身近に発生した法律問題の適切な処理に、きめ細かく対応し、「いつでも」「誰でも」「どこでも」利用できる法人経営を基本理念として、司法書士としての知識と経験を活かし、更なる研鑚を積み、司法書士の法律専門職としての社会の要請に応えられるよう努力してまいります。

このような当法人のあり方にご関心とご理解を頂き、より一層のご支援・ご教示を賜りますようお願い申し上げます。

司法書士は、「司法書士法」にその使命と業務内容が定められている法律事務の専門家です。

司法書士法に規定されている司法書士の主な業務は、次の通りです。

■登記に関する手続きの代理
登記とは、ある一定の事項を一般に公示するため、公の帳簿(登記簿)に記載することをいいます。司法書士に関連する登記制度には、不動産登記、商業・法人登記があります。

不動産登記には、わたしたちの生活や活動の基盤であり、大切な財産である土地や建物について、これらを特定するための所在・面積などのほか、権利関係の状況を明らかにするための所有者の住所・氏名、差押えや担保の設定状況などを、登記することで、そのことが誰にでもわかるようにして、不動産取引の安全と円滑をはかるという重要な役割があります。

また、商業・法人登記には、わたしたちの社会・経済活動の中核である会社・法人について、これらの存在を明らかにするため、商号(名称)・本店(主たる事務所)などのほか、代表者の住所・氏名、営業目的や資本金などを、登記することで、そのことが誰にでもわかるようにして、経済取引の安全と円滑をはかるという重要な役割があります。

司法書士は、登記手続きの専門家として、このような重要な役割のある登記を、豊富な法律知識と実務経験に基づき、正確かつ迅速に行うことで、わたしたちの財産を守り、円滑な社会・経済活動に寄与しています。

■裁判所への提出書類の作成
日本の民事訴訟は「本人訴訟」が基本となっていますが、法律や訴訟実務を知らない人が一人で裁判手続を行っていくことは容易ではありません。司法書士は、依頼者に代わって訴状などの「裁判所に提出する書類の作成」を行うことや、豊富な法律知識と実務経験に基づき、裁判を維持していくための的確な助言と指導を行うことで、「本人訴訟」を支援しています。

■簡易裁判所における訴訟代理等を行う業務
司法書士は、裁判所への提出書類の作成だけでなく、一定の範囲内において、簡易裁判所における手続について、当事者(原告・被告)の代理人となって裁判所に出向き、法廷で弁論を行ったり、証拠調べ(証人尋問)や和解、仮差押、仮処分などを行うことができます。また、一定の範囲内において、裁判外での和解交渉の代理や法律相談を受けることで、的確な助言と指導を行い、法的紛争の解決に寄与しています。

司法書士は、法務事務の専門家として、さまざまな法律問題に関し、その相談に応じ、依頼者の立場にたった適切な解決方法を提案することを、その業務としています。

司法書士法人あおいリーガルアソシエイツ  個人情報保護方針

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